COLUMNコラム

既存のモノをヒット商品に生まれ変わらせる!

お店イラスト

これはわが社の自信作。商品の良さは他には負けない!それなのに、似たような他の会社の物ばかりがヒット商品になっている・・・。同じようなものなのに、どうしてうちのがヒット商品にならないのだろう。そんなふうに考えたことはありませんか?

こんにちは!ブランディングデザイナーの高田穂奈美です。
もしも新たな商品を開発するのではなく、今あるものをどうしても世に送り出し、ヒット商品にしたいとしたら、いくつかの見直すべき点があります。それについてお話したいと思います。

パッケージ・ネーミングの見直しは大事?

一番簡単なのは、ネーミングやパッケージのデザインを変えることです。思わず手に取ってしまう、ついついクリックしてしまうようなネーミングやデザインになっているでしょうか。「使ってもらえば良さは分かる」では今のスピード優先の時代では埋もれてしまいます。

ネーミングの面白さと言えば、商品については賛否両論あるものの、まるかんが有名ではないでしょうか。「スリムドカン」はCMもありかなり有名になったものです。パッケージに関しては、お菓子でも期間限定パッケージにすると売上が上がるということでも注目度が上がるのが証明されています。

パッケージを変えただけでヒットする?

人は見た目で9割のものを判断するそうです。ですから、ぱっと見て目に入るネーミングやパッケージは本当に重要なのです。お菓子の例もそうですが、最近いろいろなものに「萌えキャラ」が使われていると思います。あれもまさにここを狙ったものと言えるでしょう。実際、パッケージを変えたあきたこまちは1カ月で2年分の売上を叩き出したといいます。

その他にも、今までのパッケージを萌えキャラにしただけで売れたものはたくさんあります。実際、コンビニ等でもよく見かけたのではないでしょうか。

もちろんすべて萌えキャラにしてしまえばいい、ということは言えません。しかし、何か古臭い、とっつきにくい、というようなイメージを持たれているもののイメージを一新するためにはこのような戦略も有効です。

パッケージに工夫することで売り上げもUP?

逆に、若者が好みそうなコスメのパッケージを懐かしの「ベルばら」にすることによってターゲット層を広げたということもあります。このようにして、ある意味放っておいても使う人たちにプラスして、物珍しさ、懐かしさ等で思わず購入してしまうようなパッケージにしてしまう、というのもヒット商品を生み出すための重要な戦略となるでしょう。

あなたの会社の一押し商品も、ぜひこのような観点から見直し、世に送り出せるヒット商品に生まれ変わらせる施策を講じてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

安藤穂奈美

グラフィックデザイナー・webデザイナーとして19年間、数々の大手企業のデザイン制作に携わる。 大切なのは「その商品を誰に見てもらうかターゲットをしっかり設定すること」

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